昨日、従業員3名の会社の社長から苦情を言われました。
「うちの求人票をハローワークは勝手に無いことまで書いている。
すぐにそこを訂正(消去)してくれ」
求人票のどこでしょうか?と聞くと、
「求人票の下の箇所に有給休暇6ヶ月勤務で10日というところだ」
と言います。
私は、「それは法律で決められているので、有給休暇は発生する
んですよ」と、説明しても
「そんなことは、知っているが、うちは、有給休暇ないから。だから
そこのところは、消せ」と言います。
これ以上議論しても仕方ないので、上司に報告しました。
求人をハローワークで取り消すか、公開をしないで、非公開で
対応することになります。
そもそも、労働基準監督署は、何をやっているのでしょうか?
こういうモンスター社長を取り締まることが、労基署の使命だと思う
のです。
忙しいという言い訳が通用するとは思えません。
10名未満の会社には就業規則の作成を義務付けていないことが
労基署の使命の本音が見えます。
もっと言えば、労基署は、労働基準法や安衛法しか重点をおいて
指導しませんが、労働法全般を取り締まる使命を持たせるべきです。
高年齢者雇用安定法の継続雇用制度の改正など、ハローワークで
指導することを、ご存知でしょうか。
先日も、労基署はどこだ、継続雇用制度の改正について、文句を
言いたい、という高齢者が来ましたが、大半の人は、労働法は、
労基署の管轄と思っているでしょう。
労働基準法が適用される会社には、例外なく、就業規則を作成させ
定期的に、全社の監査を行なう制度が、必要と思います。
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