66歳の男が離職票を持参しハローワークにやってきました。
NTTに永年勤務し、定年後は、別の会社で管理職をして
いたようです。
給与も多く、厚生年金も充分もらっているようで、話し方にも
余裕がありました。
66歳でも仕事はあるかなあ?と聞きますので、まだ仕事を続
けたいですか?と私はつい本音で聞き返しました。
(本当は禁句です。失業保険の手続は働く意思が必要)
男は、金は要らんが仕事はしたい。
なるほどと思いました。
人間は、結局、社会と繋がっていたい、但し、矜持を捨てずに。
高齢化社会では、こういう老人が増えることでしょう。
うろ覚えですが、アメリカ精密機器の大富豪が、社長を辞めて、
仕事から離れると、自分の存在意義に失望し自殺した、と記憶
しています。
人生の最後の5年間で人の人生の意義が決まるそうです。
最後の5年間が幸せなら幸福な人生、そうでないと、不幸な人生。
今から、最後の5年間を意義のある人生を送れるよう準備したいと
思います。
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