ハローワーク勤務日記

私の体調がよくありません。
体調が悪くなる前は、幸福感がありました。
幸せを求めて生きている人間も、全ての条件を
１００％満たす幸福な人は少ないでしょう。

幸福の条件とは、
①安定した収入
②誇りの持てる仕事
③容姿端麗
④快適で楽しい環境
⑤敵も無く孤独感のない人間関係
⑥将来の家計の不安もない
⑦健康
⑧家族の幸福

他にもあるかもしれませんが、どれか
1つでも欠落すると不幸を感じます。

悩みは尽きません。人間だもの。

この前も書きましたが、ハロワに来る求職者は、新卒者以外
失業している人達です。

そして、ほとんどが、自己都合で辞めています。
辛抱が嫌いな人が多いようです。

受付で待つことが嫌いで、前の人の背中越しに、目を合わせて
先に要件を聞いてくれとせがみます。

やっぱり、辛抱できる人、我慢強い人が、定年までを迎えることが
出来る人なのでしょう。

ここが不幸と幸福の分かれ道のように思います。

離婚も我慢が足りないために起こる不幸で、なにか共通している
ように思えます。

定年まで辛抱すれば、ありがたい厚生年金ももらえます。
若いときは、無関心でしたが、今では本当にありがたく感謝です。

青い鳥を求めて、転職することが、結局、不幸の源となると感じて
います。
また、スタートの低賃金からはじめなければならず、厚生年金の
受取が、我慢した場合より減るわけですから。

凄い美人がハローワークの相談窓口に来ました。
前職は、大手デパートの社員でモデルのような長身で容姿端麗でした。
希望職種は一般事務員の正社員。
めったにでない企業の求人ですから、応募は殺到すると思っていました。
電話で面接を依頼すると、すぐ来れるなら、面接してくれるとのこと。
早速、彼女は紹介状と履歴書を持参し、面接に行きました。
これが9時40分の出来事。面接は10時過ぎです。
そして、即決！
普通は、多くの応募者から、一番良い人物を選ぶのですが、求人を出した
翌日の、1人だけ面接で、その午後に求人は取り消されました。

私も驚きました。
美人は得です。でも、この人は、愛嬌も愛想も良かったです。

報道によると、「安倍晋三首相は、現行法で最長１年６カ月間取得可能な
育児休業について、子供が３歳になるまで延長する方向で見直す考えを
示した。」と報じられています。

これは、雇用保険の育児休業給付の話です。
現在は、産後（出産から56日間）の翌日から、子を養育するために休業した
場合、休業を開始した時の平均賃金額の５０％を、休んでいても、給付される
制度です。
これを3年を延長するとは、なんと女性に優しい国かと感心します。

女性の出産には、健康保険から、①出産一時金が39万円または42万円と
②出産手当金標準報酬日額の3分の２が産前産後の98日間もらえます。
厚生年金は、会社も出産女性も保険料が無料で、かつ、かけていないのに、
かけたことにして、厚生年金の給付額は減りません。その期間は、子が3歳
までです。

このような細部までは、安倍首相はご存じないでしょう。やはり、レクチャー
するブレーンがいるのだと思います。
しかし、安倍首相が言うなら間違いないだろう、と言う気にさせてくれます。
これが、放射能が恐いと逃げた大物政治家が言えば、また、ばら撒きかと
信用してくれません。

先ずは、政治家は、「信用」「信頼」が、大切だと思うこのごろです。
人間は、「信用」「信頼」できる人が、成功や幸運を手中にしていると思います。

以前、63歳の上品な女性が、これまでの婦人服や宝石の
接客販売業務でなく、交通整理などの警備をしていること
を書きました。

彼女は、年金受給資格が無いため、あと2年厚生年金を
かければ、特例で、受給資格が得られるため、警備会社の
社長の口約束（厚生年金をかけてあげる）を信じて、仕事に
就いていました。

しかし、3ヶ月たってもかけてくれず、うそだったことに気付い
て、辞めてしまいました。

最近、年金の受給資格が10年で得られる法律ができました。
年金機能強化法のうち、「受給資格期間の短縮」は、消費税
の引き上げ時期（第2段階）に合わせて平成27年10月に施行
される予定です。
ひょっとしたら、彼女は、これを知って、辞めたのかもしれません。

いずれにしても、70歳までみんなが働ける世の中になることを
祈っています。それに応じて国民年金も70歳までかければ良い
のにと思います。