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ハローワーク勤務日記

★ハロワ勤務者の日記帖★

   
カテゴリー「ハローワーク」の記事一覧

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35歳の女


ハローワークの求人には、事務の仕事がありますが、
ほとんどが、女性を希望する求人です。
給与は月に14万円前後です。
昨日、35歳の女性が事務の仕事を探しに来ました。
本人の就職活動の希望条件は賃金です。
どうしても17万円の給与の事務に就きたいといいます。
今後の生活設計を考え、できる限り貯えを増やしたい、
と言うのです。

短大卒で容姿も良く、話し方も好感が持てましたから、
給与の面で妥協すれば、すぐに採用されるタイプです。
しかし、この給与の条件は緩和しようとしません。
ようやく応募したい求人を見つけたのは16万円の事務
でした。
面接の予約も出来たので、これで良かったと思ったの
ですが、本人は、さらに内職をしたいと言います。

内職をして、少しでも収入を増やしたいので、探す方法
を教えて欲しい、と相談されました。
内職は、あまり収入の効率は良くない旨を説明し、探す
方法については助言しました。

前職は、結婚のために退職しています。
余程、困っている事情があるのでしょう。








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66歳の男



66歳の男が離職票を持参しハローワークにやってきました。
NTTに永年勤務し、定年後は、別の会社で管理職をして
いたようです。
給与も多く、厚生年金も充分もらっているようで、話し方にも
余裕がありました。

66歳でも仕事はあるかなあ?と聞きますので、まだ仕事を続
けたいですか?と私はつい本音で聞き返しました。
(本当は禁句です。失業保険の手続は働く意思が必要)

男は、金は要らんが仕事はしたい。
なるほどと思いました。
人間は、結局、社会と繋がっていたい、但し、矜持を捨てずに。
高齢化社会では、こういう老人が増えることでしょう。

うろ覚えですが、アメリカ精密機器の大富豪が、社長を辞めて、
仕事から離れると、自分の存在意義に失望し自殺した、と記憶
しています。

人生の最後の5年間で人の人生の意義が決まるそうです。
最後の5年間が幸せなら幸福な人生、そうでないと、不幸な人生。
今から、最後の5年間を意義のある人生を送れるよう準備したいと
思います。








知恵袋について


最近、ヤフーの知恵袋で「退職」のカテゴリーで
回答をしています。

この中で、離職理由に自己都合か会社都合かの
質問が多いです。

自己都合でも正当な理由で辞めると、特定理由
離職者といって、給付制限3ヶ月がつかない場合も
あり、色々複雑です。

自分は、どれになるのかは、知恵袋で質問すれば、
私だけでなく、多くの実務経験者が回答してくれます。

インターネットのお陰で、情報は安価になりました。
知恵袋は最高です。












公務員もよく働きます


ハローワークは、正規雇用職員と非正規相談員の混成部隊です。
非正規相談員は、賞与なし、昇給なし、更新の可能性なしで契約
しています。
日当制です。ハローワークインターネットサービスで検索すれば、
その金額が分かりますが、正社員と比べると、当然少ないです。
そういう労働条件でも、皆さん、自主的に始業時間より30分早く
来て必死に仕事をしています。
相談窓口では、嫌味を言われたり、紙を破かれたり、ストレスが
溜まりますが、それでも、辞めたいと言う人はいません。

よく、公務員は仕事をしないと言うが、決してそうではありません。
人間は、今ある仕事を、夢中でやる本能があると思います。

正規雇用職員もよく仕事をしています。
大抵、サービス残業です。夜9時10時と仕事が溜まっています。
最近、ストレスが溜まり、顔色が悪い人もいますが、それでも、
夢中でやっています。

私は、以前ブラック企業と言われた会社で仕事をしていましたが
そこでは、早く帰るのが恐くて、だらだらサービス残業していました。

民間社員が公務員を馬鹿にするような発言を聞きますが、それは
誤解だということが、ハローワークで働いてみて、よく分かりました。












良い会社に就職できる人

これまで、求職者が良い会社に就職できた事例を
見てみると、次のようなことが言えます。

1.失業中に、めったに求人を出さない会社の求人に
  遭遇する運のある人
   (良い職場なので従業員が辞めない会社)
2.好感の持てる人

この2点が最大のポイントのように思います。

良い求人はめったに出ません。
求職者の方たちは、どこかによい求人があると思っている人が多い
ですが錯覚です。
良い求人が出ても、応募者が殺到しますので、すぐに求人は取り
消されます。
従って、たまたまでしかないのです。

運が良くても、好感が無いとダメです。
好感の持てる人、ということは難しいことです。
好感の持てる人は、会社が手放しません。
ハローワークにお世話になる人は少ないです。

求職者の人は、自分の事しか頭に無いから、気付いていません。
現実は、ミスマッチの連続です。

矛と盾のような気がします。

私は、そういう人達には、国が仕事を作ってあげるべきと考えます。
生活保護は、本当に労働できない、傷病手当金の対象者であって
働けるのに生活保護支給は反対です。

例えば、東北地方の除染作業の雇用にあてるべきと考えます。
仕事はいくらでもあるはずです。
そして、雇用保険の原資は、それらに振り向けるべきと思料します。
そうなれば、世の中は、もっと明るくなると思います。

マスメディアは、こういう問題に真剣に向き合うべきです。
不安を煽るだけのメディアはもう古いです。
近い内に、マスメディアがネットに負けるような気がします。











プロフィール

HN:
赤ひげ社労士
性別:
非公開

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