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ハローワーク勤務日記

★ハロワ勤務者の日記帖★

   

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ワケアリ会社とワケアリ人間

昨日の続きです。

従業員が、良く辞めるワケアリ会社と、
会社を良く辞めるワケアリ従業員の
マッチング紹介が、日々ハロワで行なわれて
いると述べました。

求職者が窓口で、良く聞くことは、
「この会社は、いつも求人を出しているのですか?
即ち、従業員が良く辞める会社ですか?」
ということです。

一方、会社が気にする求職者とは、
これまで、会社を良く辞めているかどうかということです。

お互い、ワケアリを嫌っております。

しかし、ハローワークに求人を出す会社は、
定期採用の社員が定着していない証拠ですから、
お互い様ということになります。

それでも、相手がワケアリであると、嫌がる。
マッチングが難しいわけです。

そういう中でも、若年者トライアル雇用で紹介した
場合、上手くいく傾向があります。
その理由を、また記載します。










それでは、又今度。

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ハローワークを訪れる人々:2

ハローワークを訪れる方は、大半が失業者です。
在職者の方も一部おられますが、こういう人達も
会社を辞めたいと、相談に来られます。

こういう人達には、1つの共通点があります。
それは、「わがまま」の気持ちが普通の人より
強いということです。

大半のハローワークの入り口付近には、受付が
あります。
日本人は、マナーが良い。自然に行列を作って
おとなしく待つ、ということがよく言われますが、
ハローワークに来られる人達の多くは、受付でも
イライラして、後ろから、カードを出そうとします。

会社を辞める人の多くは、性格が我慢強くない
方であると感じます。
会社経営者からみれば、好ましくなく、容易に
正社員には迎えたくないということになります。
このため、非正規社員で契約期間つきなら、
そのリスクを軽減できるため、非正規社員が
増えるのでしょう。

実態も知らずに、非正規が問題だと、主張して
おけば、正義の味方のような評論家がTVで
よく見ますが、会社側の視点で考えると無責任
極まりない評論家と映ります。

こうしたなかで、従業員が、良く辞めるワケアリ
会社と、会社を良く辞めるワケアリ従業員の
マッチング紹介が、日々ハロワで行なわれて
おります。

応募者殺到とは

昨日、骨壷のお仕事に応募者殺到と書きましたが、
もう少し、解説を加えておきます。
会社が求人者で、仕事を探す方が求職者です。
求人倍率という言葉が新聞の見出しに良く出ていますが
これは、求人数÷求職者=求人倍率ということです。
会社が求人を出す数に対して、仕事を求める人の数は
大体、1前後です。
リーマンショックの直後は0.5を切る有様で、この頃、
年越し村が世間の注目を浴びました。
今は、大分持ち直し、求人の数と求職者の数が近付いて
来ています。
ということは、1つの求人で1人が応募する確率の中で、
応募者が、10人を超えるような、求人は、殺到といえる
でしょう。

しかし、大阪では、もっと凄いことになっています。
無名の企業でも、従業員600人程度の会社の事務・総務
の求人一人に対して、95名の応募者が殺到しています。
95倍の競争倍率。
ここの求人会社が特別ではありません。
調べれば、いくらでもこういう倍率が出てきます。
調べるといっても、ハロワで聞くしかありませんが。

何がいいたいかといいますと、求人を増やさなければ、
賃金は上がりません。
目先の小手先で、上げろといっても無理です。
求人1に対して求職者が0.5にでもなれば、と思います。
もっと、もっと、求人を出してくれる会社を日本に作る事が
政府の肝心な役割と感じます。
TPPが日本の企業数を増やすなら、賛成したいです。

火葬場のお骨拾いに応募者殺到

ハローワークに出される求人の賃金は
男性で15万円、女性で13万円程度です。
長距離運転手や薬剤師はもっと多いの
ですが、通常は、コレくらいです。
そこに、ご遺体を焼却されたお骨を拾い、
骨壷に入れるお仕事の求人が入りました。

ご遺族に対して、お骨の状態を説明しながら
のお仕事です。
身分は、請負会社の雇用で、公務員では
ありません。
ボーナスも昇給もなしで、月20万円です。

これに10人を超える応募者が殺到しました。
求職者のうめき、悲鳴が聞こえます。






年収300万円時代が来るといっていた頃が
ありましたが、現状は、もうその通過点を
通り越しています。
バブルが懐かしい。株が上がれば、みんな
ハッピーでした。

8時半の男

昔、プロ野球で8時半の男がいました。
ハローワークにも毎朝開庁を待ちかねたように
8時半に訪れるある男性がいました。
毎朝、熱心に求人情報を見詰めて、悲壮な
空気が漂っていました。
相談窓口で、お話を聞くと、年齢は59歳。
最近、退職勧奨で失業したとのこと。
気が弱く、善良な性格が見て取れました。
年齢からして、正社員の就職は、難しいが
ご本人は、どうしても正社員またはフルタイムの
仕事につきたいと言われます。
理由を聞くと、「私には大学に通う娘がおり、
娘が、大学は辞めたくないと泣いて頼むので、
15万円以上の仕事でないと困る」といいます。
結局、何度も面接を受けて、15万円未満でしたが
フルタイムの肉体労働の仕事に就くことができ
ました。

そして、就職できてから2週間ほど経過したある日、
男性の死亡記事がお悔やみ欄に載りました。

労災の事故ではありません。癌のような病気でも
2週間ではなくなりません。

生命保険は60歳になれば、殆ど出なくなるそうです。
実直で、気の弱い、人の良さそうな男性は、娘の
ために?

プロフィール

HN:
赤ひげ社労士
性別:
非公開

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